留学生インタビュー2人目です! 「一級建築士 兼 大学非常勤講師」という稀有な肩書きをもつ樋口さん。芸人顔負けのお笑いセンスで教師やスタッフ、ホストファミリーたちを爆笑させまくってくれました!
【お名前】Hiroyuki Higuchi(樋口 浩之)
【年齢】45歳
【職業】一級建築士 兼 大学非常勤講師
【留学期間】2週間
━━日本ではどういうお仕事をされていますか?
仕事は2つしています。
1つは建築事務所を独立してやっています。主に住宅設計を。
もう1つは大学で教鞭をとっています。26歳のときから、もうかれこれ20年、建築やコンピューターを学生たちに教えています。
━━英語を勉強されている目的を教えてください。
今は日本で仕事をしていますが、海外での仕事に挑戦してみたいんです。特にアジアで建築の仕事を。海外の建物を設計してみたいと思っています。
━━今回の留学を通して、ご自身の英語力に変化はありましたか?
2週間という短い期間でしたが、スピーキング力がだいぶ伸びたと感じています。このインタビューでもなかなか日本語がうまく出てこないんです(笑)。特に、担任による個人レッスンで、濃縮な時間をみっちりと確保できたことが効果的でした。
━━オンラインでも英会話の勉強をされていると聞きましたが、実際に留学してみて何か違いを感じましたか?
全然違います(笑)。
オンラインだと通信環境の状況によって、コミュニケーションがうまくとれないストレスを受けがちですが、今回のような留学であればそういうものは一切ありません。また、授業と授業の合間の休憩時間中、ラウンジでの教師との何気ない会話とかがさらにスピーキング力を磨いてくれたように感じています。オンラインだとそういうのはないですからね。
━━カラーズの教師たちはどうでしたか?
めっちゃ良かったです!
英語の授業だけでなく、先生たちの知識の量がスゴイ! 日本の文化のこともよく知っているし、世界の政治・経済・防衛とかなんでも知ってる。英語を学びに来ただけなのに、海外事情に詳しくなったり、日本についても再発見できたりと、英語以外のオマケをたくさん吸収できたと感じています。
━━ホームステイ滞在はどうでしたか?
最初にお宅に到着した日は「うわー、えらいとこに来てもうた」と思いました(笑)。常夏の国なのにクーラーがないし、食事を素手で食べているのをみて。人生初のホームステイはどうなっていくんだろうと不安になりました。
━━2週間の滞在を経た現在はいかがですか?
それが、ホームステイがすごく快適なんです!
ホストファミリーの「贅沢」じゃなく「質素」なところや、ホストファザーが毎日遅くまで家族のために一生懸命働いている姿に、「みならわんとなー」とリスペクトしています。クーラーがついてたりしたら、こういう気持ちにはなってないのかも。清貧という感覚が新鮮なんです。カラーズさんがいう「常識のアップデート」ってこういうことなんだと感じました。
あと、私の出国が近づいてきていて、最近、ホストファザーが「Don’t go back to Japan. I miss you」って言ってくるんです。なんか泣きそうになります。
━━なにがキッカケで変わったんですか?
ホームステイ滞在2日目の夜ですかねー。
インド系フィジー人の家庭だったので、料理は主にカレーなんです。スプーンを提供してくれるんですが、それを断って、ホストファミリーと同じように素手て食べてみたんです。郷に入っては郷に従え。すると、違和感なく、しかも普段よりも美味しく食事ができたんです。そこから何かが変わった感じがしました。
━━ホームステイ先にいるときはどんなことをしていましたか?
13歳と17歳の女の子がいる家庭なんですが、一緒にクロスワードをやったり、英語と日本語の教えあいをしたり。あと、私の動きの真似をしてくるのを動画で撮影したり(笑)。たくさんの思い出ができました。
━━今回の留学期間中、なにか後悔していることはありますか?
年末年始の3日間、一人でのんびりしようと隣町(ラウトカ)のホテルに宿泊したんですが、すぐにホストファミリーと一緒にいたくなりました(笑)。なんでホテルに泊まることにしてしまったんだろうと、少し後悔しました。
でも、観光立国フィジーでのリゾートホテル滞在も、やっぱりいい思い出です。近くの島でもバカンス気分を味わえたので、あれはあれですっごい良かったと今は思っています。
あとは、航空券が高い時期(年末年始)に来てしまったので、もう少しタイミングをずらせばよかったと少し後悔。
━━今回の留学期間の中で、いちばん印象に残っていることは何ですか?
やっぱり、人生初のホームステイですね。
外国人と一緒に暮らす機会って、なかなかないですからね。
ホストファミリーとの触れ合い。心が澄んでいく感じで気持ちよかったです。ホストファミリーが私を家族の一員として迎えてくれたのも嬉しかった。カヴァというフィジーの伝統的な飲み物を一緒に作ったのも最高の思い出です。最初に面を食らうサプライズ感があったのがより良かったです。エキサイティングな滞在になりました。本当にフィジーに来て良かったです!
━━期間についてはどうでしたか?
2週間はやはり短いですね。少なくともあと1週間は欲しいです。
━━またフィジーに戻って来たいと思いますか?
もちろんです!
ホームステイ先が家の増築をするみたいなので、今度来た時にはそれを手伝いたいです。すでに図面も見せてもらっています。海外の建物を設計したいという夢をフィジーで叶えるのもアリだという気がしてきています!