世界でいちばんギャップがあった国は?

カラーズ世界一周キャンペーンで優勝したayanaちゃんの「世界でいちばん○○」シリーズ第4弾! 今回は「世界でいちばんギャップがあった国は?」です。以下、あやなちゃんの記事です。

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こんにちは。あやなです。

今回の世界一周で、私は計20カ国の国々を訪れました。

元々出発前に組んでいたルートが「クロアチア→(自己手配で陸路移動)→オランダ」となっていたため、クロアチアの後にどの国を訪れるかは決めていなかったんです。そこでふと、旅中に出会った人に教えてもらった「東欧は物価が安くておすすめ」という言葉を思い出し、クロアチアに隣接している「ボスニア・ヘルツェゴビナ」を目指すことに。ほんの数十年前まで紛争が起こっていたこともあり危険なイメージを抱いていたのですが、いざ訪れてみるとたくさんの観光客で溢れる素敵な街!今回は、いちばんギャップがあった国としてボスニア・ヘルツェゴビナを紹介します。

 

≪街に残る、紛争の痕≫

ボスニア・ヘルツェゴビナでは、1992年から1995年の間、ボスニア紛争とも呼ばれる内戦が行われていました。戦争と聞くとはるか昔のように思えてしまいますが、1992年となるとすでに自分も生まれている年。実際街の中には、紛争の痕が残っていました。

こちらの建物の名前、なんと「スナイパータワー」。見た目もそうですが名前まで恐ろしい…。紛争時、このビルの上が狙撃ポイントになっていたことからこの名前が付いたらしいです。

外壁には、銃弾の痕がたくさん残っています。

やはり今も治安が悪いのでは…と不安な気持ちが募ります。

 

≪見事に観光地化されていたボスニアの街≫

スナイパータワーを後にし、街中を歩き続けます。

するとこんな景色が目の前に現れました。

ぜ、絶景やん…!

モスタルというこちらの街、たくさんの観光客でにぎわっており、日本人の姿もちらほら。スナイパータワーの雰囲気とは変わって、活気に満ち溢れていました。

 

モスタルから日帰りで参加したツアーでは、こんな絶景も。

「クラビカの滝」というスポット。自力で行くにはなかなか厳しい場所に位置しているので、ツアー参加がおすすめ。ヨーロピアンに人気で、オンシーズンはかなり賑わっているそうです。私が訪れた時期はオフシーズンでレストランも休みだったので、時期には要注意。

こちらはポテチリという小さな村。

丘の上にある要塞からは、村全体が見渡せる絶景が広がります。

 

≪大満足のボスニアグルメ≫

内陸国ということもあり、料理の中心はお肉だそう。こちらは「チェバピ」という料理で、薄いパンのようなものの中に短めのソーセージ、玉ねぎ等の野菜を入れて食べます。塩気が強めなので炭酸が飲みたくなります(笑)

 

こちらは様々なボスニア名物が1皿に詰まったメニュー。ミートボール、ロールキャベツ、ボスニア風水餃子など、煮込み料理が中心。総じて美味しかった…!

 

カフェに入ると、少し特徴的なコーヒーがありました。ボスニアコーヒーと呼ばれていて、基本はトルココーヒーと同じ。コーヒーの粉にそのままお湯を注ぎ、しばらく時間をおいて上澄みの部分を飲むというもの。フィルターを通さないため少しざらっとした感覚は残りますが、私は好みでした。ちなみに横に付いている角砂糖は、絶対コーヒーの中に入れてはいけないとのこと。少しずつコーヒーに付けて砂糖をかじるのが、ボスニア流だそうです。

 

紛争時代の面影を残しながら、楽しめる観光地スポットもたくさんあるボスニア・ヘルツェゴビナ。物価も安く、非常に過ごしやすかったです。(参考までに、私が泊まったホステルは1泊約900円でした)。

東欧を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。