留学した際の滞在先として人気のホームステイ。
フィジー留学カラーズの学生さんも
これからホストファミリーにお世話になることへの感謝の気持ちとして
日本からお土産を持ってくる人が多いです。
しかし、文化や宗教の異なるフィジー。
家庭にどんなお土産をどのように渡したら喜んでもらえるのか悩みどころですよね。
そこで今回は、ホームステイ先に日本から持っていくと喜ばれるお土産・喜ばれないお土産・注意点などを解説していきます。
フィジー現地のホストファミリーからのリアルな意見も聞いてみたので参考になれば幸いです!
目次
そもそも、お土産は渡した方がいいのか?
必ず用意しなければいけない訳ではありませんが、渡すことをおすすめします。
ただし、ホストファミリーへは滞在するための料金をすでに支払っているためお土産はあくまでも気持ちです。
お土産を用意する一番のメリットは、
ホストファミリーとの会話のきっかけを作れることです。
日本人はきっかけがないと話しかけるのに躊躇してしまう人も多いです。
お土産を渡すことで会話をスタートさせ、お土産について話すことができるので便利です。
これからお世話になるホストファミリーに、何か少しでもあると喜ばれると思いますよ。
お土産の費用はいくらぐらい?
値段はホームステイ先の人数や期間など、それぞれ異なりますが
平均は1000〜2000円程度のものだと思われます。
ホームステイ先へ持って行くお土産はあくまで気持ちです。
いくらのものを用意しなければいけない!というルールはありません。
必ずこの料金持っていかなければいけないものではないので、無理のない範囲で選びましょう。
お土産の個数は?
個人のお土産は、ホストファミリーのことを考えてわざわざ選んでくれたという気持ちがこもっていて温かいですよね。
「ホストファミリーひとりひとりにお土産を用意した方がいいですか?」という質問をよくいただきますが、過度に気にする必要はありません。
なぜなら、フィジーは親戚の出入りが多い家庭が多く、前もって送られていたホストファミリー構成情報と異なる状況となることがあります。
それでもひとりひとりを思ってお土産を用意したい場合は、
家族人数+@の個数でお土産を用意してもいいかもしれません。
お土産を渡すタイミング
ホストファミリーへのお土産を渡すタイミングは、家に到着したその日か、翌日がベストです。夜遅く到着した場合は、荷物の整理やホームステイ先でのルールや家族の紹介などの話で忙しくなる思うので翌日の方が良いでしょう。
日本のように「玄関先でお土産を渡さなければいけない」という文化はありませんので、落ち着いて時間のあるときにホストファミリーにお土産を渡すことをおすすめします。
意外なものも!ホームステイで喜ばれたお土産
お菓子
日本のお菓子はフィジー現地の人からも大変人気です。
以前カントリーマアムを持ち歩いていたらフィジーの子供たちに囲まれて食べ尽くされてしまうくらい、日本のお菓子は絶大な人気を誇っています。
味のクオリティはもちろんのこと、日本のパッケージや包装もフィジーにはない美しさがあり、プレゼントすれば喜んでもらえます。
高いお菓子ではなく、スーパーやコンビニで売っているものでOK!
フィジーにはなかなかない個包装されているお菓子はお土産用に最適ですよ。
文房具
ホストファミリーの中に学生さんのいる家庭は、日本製の「良く消える消しゴム」「書きやすいボールペン」「ノート」などが喜ばれます。
小学生くらいの年齢であれば、デザイン性のあるシールやメモ帳などもいいでしょう。
ジャパニーズクオリティの良さをお安く紹介できることはもちろん、何よりもかさばらないというのが魅力的な点。フィジー留学カラーズの先生にもお土産であげたら喜ばれたので間違えないおすすめのお土産です。
日用品
タオルやラップ、保冷機能のついたバッグなどは、地元のフィジー人たちに「これどこで買ったの?」と聞かれることが多いです。値段もそこまで高くないのでお土産として渡すのもおすすめです。
日用品に限ったことではありませんが、フィジーに滞在していて痛感するのは、日本の商品の品質の高さです。キッチン用品などはホストマザーから喜ばれること間違いなしですね!
漢字の書かれたTシャツや靴下
フィジーだけでなく世界共通ですが、漢字はやっぱりクールだという印象が強いようです。
街中を歩いていても時々漢字のタトゥーを入れているフィジー人や、Tシャツをきている人を見かけます。
渡した時に、漢字の意味を英語で教えてあげるとより喜ばれます。
日本の文化を話すきっかけにもなりますね。
制汗剤や冷感グッズ
一年中温暖な気候のフィジー。
日本だと夏になると店頭にずらりと並びますが、
フィジーではデオドラントグッズや冷感グッズはそれほど浸透していません。
冷えピタや服にかけるミスト状の冷感スプレーなどは
フィジーでは滅多に手に入れることができないので話題性のあるお土産です。
冷えピタをお土産にもらったホストファミリーは、
翌日熱も出ていないのに家族全員がおでこに冷えピタをしていました。
※ガスが充填されたスプレー缶類は、原則、航空機への搭載が認められていません。スプレー缶以外で考えてあげてください!
ホームステイで微妙な反応だったお土産
箸
ホストファミリーから「もらって困る」という意見の中で一番多かったのが、お箸。
なぜなら、「使わないから」。
綺麗に箱に入れられた夫婦箸をプレゼントされたけれど、使う機会がなくずっと引き出しの奥に眠っている家庭もあると聞きました。
一緒に日本食を食べる時などに割り箸をプレゼントする程度ならいいかもしれませんね。
日本の置物
日本の郷土品や民芸品は、もらった時のリアクションに困ってしまいます。
また、ホームステイの家庭はインド系の家庭・フィジー系の家庭とありますが、どちらにせよインテリアのテイストが日本とかなり異なることもあるので避けた方が良いお土産です。日本では価値のある高価な郷土品・民芸品であってもその価値を知らなければ、ただの置物になることと、かさばりがちなのでおすすめしません。
味噌汁
出汁と味噌の味に抵抗のある人が多いようです。
全員が苦手という訳ではないですが、万人受けするお土産ではないので
味噌汁が好きなファミリーの人にあげてもいいかもしれません。
和菓子
和菓子の繊細さは日本らしい美しさを感じられますが、
フィジーの人たちの口に合うかと聞かれると難しいところです。
とくに、あんこの入った和菓子は馴染みのないもののようです。
また、和菓子は賞味期限が比較的短いため、その点から見てもお土産向きではない商品
だと言えるでしょう。
お守り
フィジーはキリスト教・ヒンドゥー教・イスラム教が主に信仰されています。
自分用にお守りとして持って行くことは問題ありませんが、お守りをお土産としてあげるということは「宗教に勧誘している」と捉えられる場合がありますので、控えるようにしましょう。
お土産選びの注意点!持っていかないほうがいいものは?
フィジー国内に持ち込めるものか
フィジーに持ち込めないものをあらかじめ確認しておきましょう。
入国審査カードに食品の持ち込み有無をYESにしておけば、お菓子などは基本的に問題なく持ち込むことができます。
しかし、肉や肉加工品、米、野菜、フルーツなど食品関係は持ち込み禁止のものが多いので気をつけましょう。
例え肉や卵が含まれていないインスタントラーメンなどでもパッケージ写真に肉などがある場合もあるため、持ち込まない方が無難です。
5 出入国時の通関、検疫手続では、税関および検疫検査所の指示に従い、下記6の免税範囲を超える場合などには所要の申告等を行ってください。麻薬、拳銃、公序良俗に反する雑誌・ビデオ・DVD等の輸出入は固く禁じられているほか、野菜、果物、肉類、乳製品、卵製品、プロテイン、サプリメント等健康補助食品等の持込みには厳しい検疫が行われており、場合によっては没収されることもあります。ペットを含む動物、テレビ等電気製品の持込みも非常に厳しく、許可制または課税扱いとなります。また、フィジーの鳥獣類、特別な貝類、鯨の歯で作られた伝統的儀式用の各種製品等については国外持出しが禁止されているか、または制限されています。入国時手荷物は、対有機物X線透視装置による検査を受けるので、どのような食品であっても、所持している場合は、申告カードの食品の所持の有無を問うチェック欄において必ず所持している旨回答する等、虚偽の申告とならないよう注意してください。虚偽の申告をしたと判断された場合には、罰金(400フィジー・ドル)の支払いを命じられることがあります。
外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
宗教上NGなもの
宗教や文化が異なるフィジー。お土産は、ホストファミリーの宗教や好みをもとに選ぶことをおすすめします。
特に宗教によっては、食べることを禁止している食品もあるため注意が必要です。
以前、ヒンドゥー教徒の家庭に卵の入ったお菓子をお土産に渡した学生さんがいましたが、
「ちょうどベジタリアンのお祈りが数日続くから」という理由で断っている様子を目にしました。
まとめ
この記事では、フィジー留学する際に
どんなお土産を持って行くと喜ばれるか・喜ばれないのかをご紹介してきました。
お土産選びは色々と考えすぎてしまいがちですが、
まずは自分がもらってうれしい物は何かを中心に考えてみるのもいいでしょう。
また、お世話になる感謝の気持ちを表すために何かお土産を渡すのはとても素敵な事ですが、
その感謝の気持ちをしっかりと言葉でも伝えることができるように準備しておけるといいですね!
お土産選びに迷っている人の参考になれば嬉しいです。