こんにちは!インターンのはなです。
先日ナンディにある特別支援学校へ留学生と訪問してきました。
留学生から「訪問をしてみたい」という声があり、学校側で支援学校と連絡を取り、この日に向けて何度かミーティングを重ねて実現した機会となりました!
その時の体験や感想をお伝えします。
目次
Nadi Centre for Special Education(特別支援学校)
1.Special Schoolとは
「Special School」とは日本でいう特別支援学校のこと。
フィジーには今回訪問したナンディ校の他にもラウトカなど15校のSpecial Schoolがあります。
それぞれが社会に出た時に自立した生活を送れるように、勉強はもちろん、社会のルールや職業訓練についてなども専門的に教えている先生もいました。
ナンディの学校は町からのアクセスもしやすく、学校(カラーズ)からはタクシー利用で約15分ほどでした。
2.どんな子どもたちが通っているの?
私たちが訪れた時間帯は ランチ休憩が終わった12時半ごろでした。
この学校に通っているのは小中学生の子ども達約100人。
前日に体育祭があったようで、この日登校している子どもたちは少なかったようです。
フィジーの特別支援学校に通っている子どもたちは主に知的障がい、難聴、言語障がい、自閉症のある子どもたちが通っているようでした。
3.学校の雰囲気は?
初めてフィジーの特別支援学校を訪れましたが、日本の小学校との大きな違いはやはりフィジーの学校はカラフル!
壁には絵が描かれてあったり、数学の計算式や英語の挨拶、手の正しい洗い方の絵など壁でも楽しく勉強ができるようになっています。
遊具もカラフルで赤や青、緑など色鮮やかで目に見えるもの全てが賑やかで遊びたくなるような雰囲気でした。
子どもたちに日本の遊びを教えました
1.ハンカチ落とし
「せっかく行くなら日本の遊びを教えながら、子どもたちと交流ができないかな?」と。
留学生を中心にこの日のために何度か話し合いを重ね、準備をしてきました。
2グループに分かれ、子どもたちが約10人と留学生が4人ずつ。
最初は英語で教えるということに留学生も苦労していたようでしたが、子どもたちもすぐに理解してくれ、とても楽しそうでした。
ハンカチ落としは日本人であれば誰もが知っているであろう日本の遊び。
留学生はまず初めに円になるためにみんなで手をつなぎ、それから広がったりと工夫をしながら、ジェスチャーや留学生同士で実際に遊びをしながらゲームを教えていました。
子どもたちがハンカチを貸してくれたり、お互いがすぐに打ち解け、笑いが絶えず、とても楽しそうでした!
2.だるまさんが転んだ
別のグループは子どもたちと一緒にだるまさんが転んだをしていました。
同様にジェスチャーや留学生同士だけで実際に遊びをしながら英語でゆっくりと教えていました。
子どもたちはすぐにこの遊びについて理解をしてくれ、こちらもとても楽しそうな雰囲気。
聴覚に障がいがある子どもたちをサポートするために留学生が「だるまさんが転んだ!」と声を出しながら振り向くタイミングで指をさしてジェスチャーをしてあげるなど、工夫をしながら遊びを楽しんでいました!
子どもたちとたくさん交流できました!
1.サッカーをして遊びました
学校に滞在したのは下校時間までの約1時間半ほど。
日本の遊び以外にも子どもたちとゆっくり話をしたり、サッカーボールで遊んだりしました。
子どもたちも「サッカーをしたい!一緒にしよう!」「もう1回ハンカチ落としをしよう!」と積極的に私たちと交流をしてくれました。
2.手話を教えてもらいました
子どもたちや先生と交流をする中で、英語の手話を教えてもらいました。
少しですが簡単な数字や挨拶などを教えてもらい、とても貴重な勉強の機会にもなりました。
聴覚が不自由な子どもたちのコミュニケーションの手段は手話。
素敵だなと感じたのはその子の周りの友人も当たり前のように手話で会話ができること。
私も次回は少し手話を勉強して、もう1度子どもたちと手話で話をしてみたいなと思いました。
3.最後にダンスを披露してくれました
楽しい時間はあっという間で、気づけば子どもたちも下校の時間。
最後に校長先生の挨拶をいただき、子どもたちが私たちのためにダンスを披露してくれました。
私たちも少しですがその音楽に合わせて手拍子をしたり、最後までとても素敵な空間でした。
短い時間でしたが…
学校を飛び出して、普段授業で勉強をしている英会話を実際に使うことができるとてもいい機会でしたし、日本の遊びをフィジーの子どもたちに教えることで異文化交流もすることができました。
また機会があれば、次回はおりがみを教えられたらなとも思っています。 短い時間でしたが、とても貴重な時間を過ごすことができました。