こんにちは、インターンのはなです。
先日留学生と一緒に竹にあかりを灯す「みんなの想火」イベントにフィジーから参加をしました。
準備から当日までの間にさまざまな経験をすることができました。
今回はその時の様子についてご紹介します。
目次
【9月18日】世界平和を願って行われたイベント
1.GLOBAL PEACE WEEKとは
国連が承認した世界平和の日は9月21日。
この日を含んだ9月17日から24日の1週間は世界中で少なくとも1日は暴力的な戦争を停戦し、世界平和を願おうという取り組みをする習慣です。
世界中でさまざまな平和を願う祭りやイベントが開催されました。
2.【世界竹の日】竹あかりを全国&世界中で一斉点灯
世界の平和を願って日本では9月18日に「みんなの想火」と呼ばれるイベントが開催されました。
「世界竹の日」とされるこの日に全国47都道府県で竹あかりを同時に点灯するというイベント。
今年は日本に加えて世界33カ国でも灯りの点灯が行われました。
当日は全国各地で竹あかり点灯のイベントに加えて、オンラインのトークイベントも開催されていたようです。
3.平和を願うイベントにフィジーから参加
私は昨年、竹にあかりを灯す側として熊本でのイベントに参加をしました。
「みんなの想火」プロジェクト2022年のテーマは「自分たちのまちは自分たちで灯す」
今年はフィジーに滞在中ということで「世界のあかり人」としてフィジーから参加をすることができました。
フィジーらしい竹あかり準備
1.竹を無料でケレケレしてもらいました
意外にもフィジーには日本と同様の竹があります。
せっかくなのでその竹を利用してフィジーでも「竹あかり」を作ることにしました。
約1ヶ月前から準備をはじめ、留学生と一緒に竹をどうやって手に入れようかなど話し合いをしながらの準備。
現地の知り合いの方に連絡をすると幸運にも竹を無料で「ケレケレ(フィジーの文化で「共有」)」してもらうことができました。
無料でゲットです!
2.ドリルを近所の人に借りた話
竹を手に入れることができたのはいいのですが、次は竹に穴を開けなければなりません。
留学生とどうしようかと話し合ったところ、留学生が自ら進んで学校周辺の方に声をかけて歩いてくれました。
普段学校で勉強をしている英語を使えるいいチャンスに加えて、その場で交渉をするため、生の英語も聞ける貴重な機会だったのではと思います。
いろんな方に声をかけてくれ、なんと心優しい方々がドリルを貸してくれることになりました。
穴を開けている最中も手伝ってくれ、フィジーらしくフィジーの方々と一緒に作りあげた竹あかりに!
3.みんなで好きな模様で彫りました
どんな模様にしようかと話し合いをしたのですが、最終的にそれぞれの思い思いのデザインを彫ろうということになりました。
自分でデザインをした竹に自分で穴を掘る。
普段日本で生活をしていても中々できない体験だったのではないかなと思います。
2本の竹には「JAPAN」と「FIJI」の文字を彫りました。
【当日の様子】フィジーと世界の平和を願って
1.フィジー時間20時に灯りを点灯
「みんなの想火」のイベントでは世界中で一斉点灯を行います。
そのため時差の関係もあり、フィジーはフィジー時間の20時に点灯。
みんなで掘った竹にろうそくを入れて同時に灯すことができました。
想像以上にきれいな竹あかりにみんなで驚きました。
フィジーから願いを込めた「世界平和」が日本を含め世界中に届いていたら嬉しいです。
フィジー人と一緒に写真撮影
あかりを灯している最中に突然フィジー人の男性が登場。
話を聞いてみると近所に住んでいる方で、私たちがしていることに興味を持って来てくれたそうでした。
竹あかりは英語で「Bamboo light」
フィジーには竹にあかりを灯すというイベントはないようで、初めての竹あかりに驚いていました。
日本の文化も共有することができ、よかったです。
この後一緒に写真撮影をしました。
3.「世界のあかり人」としてイベント参加
私は世界の国々からあかりを灯す「世界のあかり人」としてフィジーからこのイベントに参加をしていました。
今年このイベントに参加をした国の数は世界中の国々から33カ国。
その中の1つがフィジーです。
当日の20時過ぎからの「世界のあかり人」オンライントークイベントに私もフィジーから参加をさせていただきました。
ガーナやアラブ首長国連邦、インド、フィリピンなど世界中から色々な方が参加をされており、私もフィジーの魅力や実際の準備の様子などについて話をさせていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。
世界中の平和を願って作った竹あかり
1ヶ月ほど前から学生さんの協力のもとで準備をスタートさせた竹あかり。
学生さんの協力もあり、フィジーでの点灯は大成功でした。
それに加えてフィジーはフィジーらしく、現地の方々からの協力もあってのイベントとなりました。
学生さんも「竹をもらうにはどうしよう」「ドリルはどこで借りれるかな」など話し合いをし、そうする中で現地の人との英語での交渉や関係作りも自然とできたとてもいい機会になったのではないかなと思います。
私自身も世界平和を願って、これからもフィジーや日本からできることに挑戦していきたいと感じた素敵な機会となりました。