フィジーで将棋!?

校長のyumaです。

 

カラーズの学生さんとSDGs(国連が定めた「持続可能な開発目標」)への取り組み方(特にSDGsの17目標のうちの1つである「質の高い教育をみんなに」という社会課題に対して何ができるのか)について一緒に考えていたとき、あるアイデアが降臨しました。

 

「将棋」です。

 

「藤井聡太」七段の影響で、日本は空前の将棋ブーム。

日本の将棋人口が1000万人を超えたとも言われています。

 

「将棋ほど教育効果の高いゲームはない」とも称される、日本の伝統的な遊び。将棋によって身につく力は数知れず。

 

・対局に時間を要するので「集中力」

・劣勢時にしぶとく耐えて相手のミスを待ったり、相手が指すまでの時間を待ったりする「忍耐力」

・相手の王様を取るというゴールに向けた最適解を探し求める「論理力」

・その論理力を駆使する中でひらめく「発想力」

・被害を最小限に食い止めようとする「リスクマネジメント力」

・相手の視点で物事を考える「他者視点」

・喜怒哀楽を表出させない「感情コントロール」

・負けるときに「負けました」と自ら宣言し、すぐに感想戦(対局の振り返り)に突入する「切替力」

・局地だけでなく、盤全体を眺める「俯瞰力」

 

などなど。

 

「いまここ」を生きるフィジーの人たちが苦手とする「未来予測力」や「計画力」を高めるのに非常に有効ではないでしょうか。

 

天文学的な数の選択肢の中から、たった1つの最適解を交互に考え続け、実行していくゲームが「SHOGI」です。SDGsがいう「質の高い教育」を生み出すのに最適なゲームだと思います。

 

ひょんなことから、日本将棋連盟のオーストラリア支部長(松本 秋馬さん)と知り合ったことがキッカケで、この活動が加速度的に進行中。日本将棋連盟からフィジー支部設立の承認がおりました!

 

フィジーで将棋を普及させたい方、ぜひぜひ一緒にやりましょう。

「40個の駒」と「9×9の将棋盤」が投じる一石はフィジーの社会や教育にどんな影響を与え、どんなドラマを生み出していくのか、いまから楽しみです。