ボランティア

ボランティアを再定義しよう!

留学生の方々に「ボランティアって、やったことありますか?」と質問すると、「やったことないです」や「一度だけ、東日本大震災のときに少し」というような答えが返ってきます。本当にそうなんでしょうか。

 

「ボランティア(volunteer)」という言葉を英英辞典で調べると、こういう定義が書かれています。

 

“A person who does something, especially helping other people, willingly and without being forced or paid to do it”

 

ざっくりと訳すと、「強制されるわけではなく、お金を受け取るわけでもなく、喜んで他人を助ける人」となります。

 

続けて、留学生たちに「以下の6つのうち、どれがボランティアですか?」と質問します。

 

「お金に困っている母親にお金をあげる」

「お金に困っている友達にお金をあげる」

「お金に困っているホームレスにお金をあげる」

「食べ物に困っている母親に食べ物をあげる」

「食べ物に困っているホームレスに食べ物をあげる」

「食べ物に困っている犬に食べ物をあげる」

 

すると、答えは様々。「お金をあげるのはボランティアじゃないよね」「家族を助けてもボランティアとはいえない」「友達はどうだろうなぁ・・・」「対象が動物でもボランティアといえるんじゃないか」とか。

 

辞書的な意味だと、「他人を助ける」なので、お金をあげてもいいし、対象が家族であってもいい。ただし、対象はpeopleとなっているので、犬は含まれなさそう。

 

なにが言いたいか。辞書的な意味よりも、自分の言葉で「ボランティア」を再定義してみてほしいということです。

私の「ボランティア」の定義はかなり広義です。

お金をあげるでもいいし、助ける対象は家族でもいいし、犬でもいいし、もっといえば「自分自身」でもいい。なので、さっきの「6つのうち、どれがボランティアですか?」に対する私の回答は、「全部ボランティア」です。

 

「いままでボランティアをやったことない」や「東日本大震災のときに1度だけ」と言う方は、ボランティアの定義がかなり狭義なのかもしれません。

 

「授業中、クラスメートにペンを貸してあげた」や「朝、弟を起こしてあげた」もボランティアに含めれば、「今日も100個くらいボランティアをしたなぁ」と幸せな気分になれたりするのではないでしょうか。

 

ボランティアをあまり大上段に構えないで、楽な気分でボランティア体験コースに参加していただきたいと思います。一度、ボランティアに対する固定概念を壊すところから始めていきましょう。そして、コースに参加していく中で、自分なりのボランティアの定義を発見していってもらえたら幸いです。

 

授業の中では、ぜひとも積極的にこんなことがやってみたいと提案をしてください。各参加者の特技を生かして、(自分自身も含めた)いろんな人をハッピーにしていってください☆

 

同じ時期に、同じ学校で、フィジー留学をし、同じボランティア体験コースで学ぶ。そんな天文学的な奇跡的確率でクラスメートになった人たちと起こす化学反応がどんな結果につながるのか、校長としてとても楽しみにしています!